知られざる道東の真実シリーズ5

探検ファイルNO.015


神秘の泉「神の子池」は蒼かった。


「ゴールデンウィーク」

何と良い響きの言葉だろうか。
休みなのである。
探検に行ってもいいのである。

いつものように、
「えーと、日帰りで行けるところは・・・」
なんて考える必要はないのである。

「ゴールデンウィーク」

うふふふふ
顔がほころんでしまう。

実は、私(ピエール釧路)は零細学習塾のヒラ講師である。
この「ピエール」というニックネームも、
「かがわ」「まえけん」「きしこ」達を教えていたころのあだ名からつけたものだ。
中小企業もそうだが、

零細企業に休みはない!

週休2日などは夢のまた夢
日曜はあることにはあるのだが、
テストが近いと無料で補習授業をしなければならぬ。
だから、

「ゴールデンウィーク」

うれしいのだ。
「ゴールデンウィーク」
「ゴールデンウィーク」

「ゴールデンウィーク」

「ゴールデンウィーク」

「ゴールデンウィーク」

「ゴールデンウィーク」


ああっ、しつこい!

ごめんなさい。
今回の行程を地図で説明しよう。

青線が探検隊の1日目のルートだ。


探検決行日5月3日(日曜日)

天気:晴れ 参加隊員:「テル」(隊員NO.004)「まえけん」(隊員NO.007)


今回は一泊する予定である。
しかし、高校生隊員たちは金がない。
総隊長の貧乏は有名だし、マックマニアのテルもスポンサーにはなれない。
しかし、2人というのも寂しいので
今まで欠席のない「まえけん」を連れていくことにした。


「まえけん」は探検隊を象徴するような男でもある
金なし、暇あり、彼女なし、そして

もらえるものは何でももらう男

まさに

「ミスター探検隊」

あんまり、ほめている感じがしないのは気のせいか?

まずは、屈斜路湖方面に向かう。
芝桜の名所、東藻琴村へ

これで、一応道東情報探検隊は、

釧路・根室・十勝・網走の道東4支庁を制覇

したことになる。
エッヘン、たいしたもんだ。

藻琴山中腹をぬける
小清水峠を登る

エンジン音がおかしい

いままでの無理がたたったか。

小清水峠の方が、
美幌峠よりきれいだと思う。
カップルも少ないし・・・。

東藻琴村の芝桜です。

山全体がピンク

じっと見ていると

目が痛い

どこからやってきたのかと思うくらい
人が集まっている。

入場料がかかるというので

さっさと退散

たこやきを買うが、べたっとしてまずかった。
失敗



この後、「東藻琴村酪農体験館」に向かうが
何故か休館。
「毎週月曜休館」と書いてあるのに!
我々のあとにも、沢山の人々が来て、怒ってたぞ!

これでいいのか、東藻琴村!



小清水をぬけ、清里から裏摩周展望台方面へ。
その時、「まえけん」がぽつりとつぶやいた。

「せんせえ、神の子池って知ってる?」

「かめの子いけぇ〜?」
そう聞こえた。
道路地図を確認するが、見あたらない。
「一回いったことがある。すんごいきれいだよ」
それは行かずば探検隊の名がすたる。

裏摩周の手前で「神の子池」の看板を発見。
恐れていたとおり、

一車線のダート道!

今回は車の調子も悪いので、勘弁してほしかった。
しかも、けっこう対向車ありなので、(5台ほどすれちがった)
慎重に車を進める。
道路の横には、驚くほど流れの早い小川が見える。
しばらく行くと結構広い駐車場が見えてきた。

期待の神の子池に到着
摩周湖からのわき水の出口であるとのこと。
小さな池(周囲50メートル位)なのに
池の端から流れ出る水は

ものすごい勢い

さっきの小川の源流であるようだ。


池の水は

手が切れる程冷たい。

あんなに勢い良く水が流れ出しているのに
水面は

ものすごく静か

風による波紋が時おり流れるだけ。

水はどこまでも澄んでいる。
そして

恐いほど蒼い!

底から沸き上がる水の中に
ニジマスが悠然と泳いでいる。
まさに「カムイ」の存在を感じさせる。

この池、実は結構有名らしく、
我々以外にも数組の観光客がいた。
みな、池の神秘さにため息をついて、去っていく。

探検隊の仇敵、カップルもいた。

しかし、我々の真実の敵は、
ワゴンで来た5人くらいの家族連れであった。



我々を殺したのは、30代のおばちゃんと、50くらいのおばばの会話であった。
おばちゃん「すっごいねえ、なんでこんなに青いんだろうね」

それに対して言ったおばばの言葉!

「青いビニールシートが沈んでんでしょ」

思わず顔を見たが、冗談で言っているとは思えない。
本気で言っているようだ。

あほか!。

そんなわけ、ねえだろっ!!

ばかやろー、

俺の感動を返せ!

どこの世界にわざわざ、池に沈んだビニールシートを見にくるバカがいる?
おばばよ、お前は、

何しにここに来たのだ

わかったぞ、こんなやつがいるから各地の観光地が俗化するんだな。

怒りに燃える探検隊は
一路、裏摩周展望台へ

次のページ

探検ファイルに戻る

ホームページに戻る