ゴンザれす小林&鹿せんべい前田の北海道探検シリーズ

探検ファイルNO.017


絶句!!網走に見た自然の驚異!!


おまちかね、ゴンザれす小林氏の投稿です。
もうすぐ夏がやってきます。夏と言えば、夕立です。
(そんなこと無いけど)

皆さんも、今までで1度くらいは夕立に遭われたことと思います。
(あたりまえか)

私も、1夏に必ず1回は、夕立に遭います。

当然北海道でも夕立に見舞われたこともあります。

しかし、これまでの経験上、網走で遭った夕立はまさに今までの夕立のイメージを

一蹴するすさまじいものでした。



あれは、おそらく平成8年の夏だったと思います。

当時、我々ヤマト隊長とタコヤキ隊長は、稚内から網走を目指しておりました。

その日は、抜けるような青空で、雲など微塵のかけらもなく、

我々は、浜頓別・紋別・湧別と、オホーツク海沿いを快調に南下しておりました。

なにしろ、初めての南下でしたから、時間的な配分など出来るわけはなく、

サロマ湖まで来た時点では、まだお昼過ぎといった状況でした。

よし、それならば網走近辺を観光してやろうと言う事になり、

我々は、能取湖沿いを北上し、能取岬を目指すことなったのです。

能取岬とは、網走の北に位置する岬で、夏は馬の放牧、

冬になるとノットリランドというレジャースポットとして

有名なところです。

そうして、国道を左折し、能取湖沿いに北上を開始したのですが、

気のせいか、風が出てきてあたりが暗くなってきたのです。

あっこりゃ夕立が来るな、とは思ったのですが、

そのときはそれほど気にしていませんでした。

ところが、タコヤキ隊長が、後ろを見て絶句してしまったのです。

もの凄い雲なんと、気が付けば、我々の後ろから、巨大な入道雲がまさに

発達しながらまるで我々を追いかけてくるかのように接近していたのです。

そのスピードといったら尋常ではなく、

我々は、60キロ以上で飛ばしているにもかかわらず、

あっという間に追いつかれてしまいました。

しかもその雲の異常に黒いこと。

あたりの光を全部吸い込むかのような異様さを放っており、

その様はまさに、

ブラックホール

でした。


一端、雲に追いつかれてしまうと、あたりは、一気に暗くなり、

風も徐々にその強さを増して来ます。

丁度、道が海辺にかかった所でしたので、あわや転落!!
という危機に直面しましたが

なんとかその場は踏ん張り、岬を目指しました。

しかし、我々はそこで大きな間違いを犯したのです。

能取岬は、実は、だだっ広い草原になっていて、遮るものは何もありません。

つまり、我々は、風を避けるどころか、

まさに突風の渦中に飛び込んでしまったのです。


岬に着くと、今まで岬観光していた観光客が一斉に車に飛び込み、逃げる所でした。

その様はまさに、蜘蛛の子を散らすような勢いで、
一瞬我々はあっけに取られてしまいました。

その時、しまったとは思いましたが、
岬の駐車場にとりあえず車を止めやり過ごす事にしたのです。

しかし、悪いタイミングとはよく言ったもので、
どうもその時が嵐のピークだったようです。

何も遮るものがない草原で、我々の車は上下に激しく揺さぶられ、

サスペンションがギシギシとうなりをあげていました。

はっきり言って、

私は車がひっくり返ると思いました。


丁度、

「ツイスター」

という竜巻映画(??)を見た後だったので、恐怖は倍増でした。

それくらい、激しくゆれたのです。

しかし、しばらくして、少し風が収まってくると、
私のビデオ撮影魂(それなに??)がメラメラと燃えてきて、
この状況をカメラに収めたくなったのです。

そこで、私はあわててレインコートを羽織り、
ビデオカメラと三脚を持って外に飛び出しました。

外は、車の中で考えた以上に厳しく、
ちょっと油断すると飛ばされそうな勢いでしたが

私は、無謀にも崖に近づき、荒れ狂う海面を撮影していました。

まさに、私はクレイジーでした。



しかし、世の中にはやはり、その上と言うものが存在します。

丁度その時、一台の観光バスがやってきました。

みると団体ツアーの観光客のようです。

あ〜あ、悪いタイミングに来たな。これじゃ観光出来ないだろう。

そう思って見ていたのですが、事もあろうに、バスは平然と扉をあけ、

バスガイドが、客を誘導し始めました。

すげ〜!!プロ根性!!!


と思ったのですが、それ以上にすごかったのが実は観光客だったのです。

見ると、みんな、「こんな突風なんともないぜ」とで言いたげに

実に平然とあたりをぶらぶら歩き回ります。

ある親子連れなんか平気で崖に近づき写真を取っています。

どう見てもレインコートを着たわたしが逆に浮いてしまってました。

??????なんじゃ??こいつら???

驚くのはまだ早かったようです。

なんと、最後に乗客が一堂に集まり、
ニコニコとピースサインをして記念写真を取り出したのです。

私なんか、風でろくに顔も上げられないのに、その連中ときたら笑っているのです。

それも平然と。


...........

まさに、呆気にとられている我々を後目に、バスは去っていきました。

ちなみに、客は関西人でした....。


あんなのと同類と思われるとイヤだ.......。

我々はそうつぶやくしかありませんでした。


その夜、我々は、網走の天都山にあるキャンプ場にテントを張りました。

天気はもちろん回復しており、あたりはきれいな星空でした。

そして、我々は床についたのですが、

そのあと私はまたもやある事件に遭遇することになったのです。

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