ゴンザれす小林&鹿せんべい前田の北海道探検シリーズ。

探検ファイルNO.029


油断大敵、峰浜事件


おまちかね、コンザれす小林氏の第5弾です。
さて、すでに4本のネタを終了した訳ですが、

いよいよ次のネタは何にしようかな?と迷いがでてくるわけでして、

いろいろ思案した結果、

ここは、探検隊の探検報告であるという事を踏まえ、

今回は、我々がおこなった探検のエピソード中から、

比較的みなさんにも楽しんでいただけるスポットを紹介することにしました。

みなさんは清里をご存じですか?

そう、あの原生花園で有名な小清水町の南に位置する町で
ジャガイモの産地で有名なところです。

この町の南に江鳶山という山があるのはご存じですか?
江鳶山は(えとんびさん)と読み、
標高713mで斜里岳道立自然公園の西端に当たります。

この山は、別になんて事はない普通の山なのですが、
実は中腹に、南北に横断する林道があります。
この林道は、清里町の中心部から真っ直ぐ南へ抜けると入れますが、
結局山の西の麓を走る道道に戻るだけなので、

実質的な利用価値はほとんどありません。

しかし、ある年、我々が旅行計画のためあるツーリングマップをみていたところ
別名「江鳶山スカイライン」などという、
一見有料道路じゃないかと思われるような名前が付いており、
これはもしかして、展望が良いんじゃないかと言うことになり
是非とも行ってみようと言うことになりました。



で、その年の旅行第5日目、
前日宿泊した阿寒湖畔温泉を朝8:00に出発しました。
実を言うとそれまでの天気はまさに最悪で
ずっと雨が降っているという状況だったのですが、
その日は一転して快晴となりすばらしい出来事を予感させるスタートでした。
これは、ある意味良くも悪くもすばらしい1日となったのですがまあ、
そのことについては後に述べることにしましょう。

それから、阿寒横断道路を横断して弟子屈町を抜け、
養老牛で左折し、一路清里峠をめざします。
途中、裏摩周展望台で休憩したあと、
いよいよ目的の江鳶山へ向かうことにしました。

道道を清里方面へ下ること約15分、目の前に巨大な看板が現れました。

「男鹿の滝→」

地図で確認すると、どうやら江鳶山に続く林道の方向のようなので、
看板に従い、右折します。
道は、相変わらず、立派な片側1車線の舗装道路です。
もしかして、江鳶山はポピュラーな観光地なのか??
と思えてくるぐらい立派な道でした。

しかし、しばらくすると、前から大型ダンプの列が疾走してくるではありませんか。

そのため、道が立派に舗装されていたようなのです。
もしかして、工事中で行けないのでは?と不安になりましたが、
すぐに、目的の道は舗装道路をそれて左折し、細い林道になりました。
そうして、しばらく行くとY字型の分岐路に出ました。

果たしてどっちに行ったらいいのやらと思ったのですが、
よく見ると分岐点に小さな看板が立っており、
そこには「直進 男鹿の滝 左折 江鳶山」と書いていました。

そこで、まずは直進して男鹿の滝を目指し、
その後江鳶山へ向かうという段取りで行動することに決め、
ひとまず男鹿の滝へ向かいました。
道は、相変わらず細い林道で、時々併走している川を何度か横断し、
さらに奥地へと向かっていました。
そうすること約20分、いきなり林道は終点になり、
その先に1本道の登山道らしき道が続いていました。
そこで、車を止め、そこからは徒歩で森の中を進みます。
しばらくすると、滝の流れる音がして、目の前の森がちょっとひらけ、
男鹿の滝が目の前にその姿を現しました。

およそ、落差は15mほどの割と小さな滝ですが、そこそこの水量があり、

なかなか堂々とした姿です。

なんと言っても、滝のすぐ下まで行けるので、
歩き疲れた体には心地よいシャワーになります。
あたりの風景も、当初の心配とは裏腹に全く手をつけておらず
休憩用の丸太のベンチが置いてあるだけでした。
「うん、これは思ったとおりの所だった。」
と、二人とも気分上々で、次の目的地、江鳶山を目指します。

先ほどの分岐点まで戻り、今度は江鳶山に向かって右折します。
森は深く薄暗くなり、道はいよいよ険しく勾配も急になってきました。
そうして、登ること15分、いきなり森を抜け、視界が一気に広がります。
すると、目の前に、いきなりオホーツクの海と麓の風景が飛び込んできました。

お〜〜〜!!!!

二人とも、まるで、猿かゴリラのような雄叫び??をあげ、
あわてて、車を路肩に止めました。

まさに、絶景です!

眼下には清里の町があり、その向こうに斜里の町とオホーツク海が見えます。
パノラマ度もかなりもので、遠く知床から、網走・納取岬まで見渡せます。
そして、麦畑やジャガイモ畑が、パッチワークのように美しい模様を描いています。
これは、まさにスカイラインだ!!
二人とも有頂天になり、意味もなくはしゃいでしまいました。

こういうときは、トラブルが心配です。
案の定、車を見た瞬間、ある異常に気がつきました。
なんか、タイヤのあたりが違うような???
よくみると、さっきまであったはずの

ホイールキャップがありません。

どうやら、林道を走行中に落としてしまったようです。
どうも、

セガラリーチャンピオンシップ

とか言いながら林道を攻めて走行したのが仇となりました。
あわてて、道を引き返し、
脇に目を凝らしながらトロトロと走ります。


もし、見つからなかったら、弁償しなきゃ駄目じゃないか....。
最悪のパターンが頭に浮かびましたが、そんな不安も、
たこ焼き隊長の「あった!!」という声で吹き飛びました。
よかった、なんとか弁償しなくてすんだ。
そこで、念のため、4輪ともすべてキャップをはずし、
トランクへしまいました。

よし!!これで思いっきり林道をとばせる!!!

...ちっとも懲りていない二人でした。

そんなわけで、二人のテンションは上がる一方で、
しょうもない会話をしてはゲタ笑いという端から見れば、
何じゃ?あいつら状態になっていました。
だって、今まで全然ついてなかったもん。
今日ぐらい羽目をハズして、はしゃいでもいいじゃん。
まさに、二人を止められるものは、
もはや何もないかのように思われました。
しかし、このあと、

とんでもない災難が降りかかることになるのです。


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