誰も行かない釧路の名所シリーズ6

探検ファイルNO.033


足で見るのが「釧路湿原」


道東情報探検隊は、「道東」と冠してはいるが、
私(ピエール釧路)・若年寄テルなどは、釧路市に住んでいる。
実は先日、釧路市内の探検隊ファン(?)の方から、

「何故、釧路湿原を探検しないのか」

とのお叱りをいただいた。

もちろん、あえて避けていたわけではない。
いずれは、行かなければならないとは考えていたが、
正直なところ

釧路市民は釧路湿原に良いイメージを持っていない。

今は、国立公園に指定され、大切にされているが、
かつては、役に立たない「原野」として、見向きもされなかった。

実は、釧路市でかの「ラムサール条約」の会議が開かれる直前まで

釧路市は湿原をゴミで埋め立てていた。


ということで、判るだろうが
釧路市民の大半は湿原に行ったりしない。
それは、隊員達も同様で、私自身も
釧路以外からお客さんが来たりしないと、行く機会はない。

というわけで、

市民にとっては「誰も行かない釧路の名所」

であるわけだ。

実は私が幼少のみぎり、
家の近くに「武佐の沢」と呼ばれるかなり広い湿地があった。
もちろん、我々にとっては最高の遊び場で
ヤゴやトンギョ・オタマジャクシを取ったり、ミズバショウの花を愛でたり
いろんな事をしたものだ。

しかし、実は湿原地帯というのは

大変危険である。

湿原には、たくさんの「やちぼうず」があり、その上を踏んで移動するのだが、
時には足を踏み外すこともある。
その場合、たいがいは「靴下ぐっしょり」程度の被害ですむのだが、
とんでもない事に陥ることもある。

ある日、私(小学校低学年)はいつものように湿原地帯に遊びに行った。
数人のお兄さんお姉さんたちが「やちぼうず」づたいにぴょんぴょん跳んでいく。
私も後をついて同じように、軽快に「やちぼうず」を踏んでいった。
ところが、一つの「やちぼうず」が不安定だったらしく、
私は両足そろって、湿地に落下した。

瞬間、「靴下ぐっしょり」を覚悟した私だったが、事態はそれだけでは済まなかった。

なんと、足が全くつかない。

私の体は、どこまでも沈み込んでいく。
たちまち、脇の下まで水に浸かってしまった。

いわゆる、「谷地まなこ」に、はまったのだ。

私は両手で「やちぼうず」につかまり、沈没をまぬがれた。
上級生達に救出された私は、水を滴らせながら、泣きながら帰宅した。
帰宅して、着替えてみたところ

パンツの中まで泥まみれであった。

「谷地まなこ」おそるべし!

私はそれにも懲りず、
その後も「探険」と称して「武佐の沢」の湿地で遊んだが
ある日突然、そこは立ち入り禁止になった。
数日後見に行くと、そこには太平洋興発のブルが入り、
大量の「ズリ」で埋め立てられていた。

ちょっと、悲しい思い出である。

前置きが長くなったが、
いつものように地図で説明しよう。

赤部分が釧路湿原だ。

拡大図



探検決行日9月6日(日曜日)

天気:曇り時々晴れ
参加隊員:「テル」(隊員NO.004)「まえけん」(隊員NO.007)
     「けんいち」(隊員NO.019)


まずは、中標津から遠征してくるけんいちくんと、「ヒルトップ」で合流。
「タク」を迎えに行くが、何故かおらず4人での探険となった。

最初に、湿原の入り口にある北斗遺跡展示館へ向かう。


この展示館は主に北斗遺跡から出た
縄文土器などを展示しているが、

入館無料である。

我ら道東情報探検隊は原則として、

「無料の展示物は見る」

ということにしている。

無料の展示館は何故かうれしいものだ。


坂を登るとすぐに

釧路市湿原展望台

の趣味の悪い建物がある。
釧路市内には、この手の趣味の悪い建物が多く、
ど高い設計料を支払ったらしい。
全くバカバカしい話だ。
税金でみんなのためにつくるのであれば

機能性を重視すべきだ!

しかも、誰がこんな趣味の悪い設計を「良い」と言ったのか。

しかも、この釧路市湿原展望台は
建っている場所が湿原から遠く、

湿原が見づらい。

しかも、入場料がかかる。
観光客の皆さん、だまされちゃいけません。
車で1分奥に行けば、
湿原はきれいにみられます。

はい、ここが

北斗展望台でーす。

鶴居村でーす。
湿原は、ここからのほうが

10倍良く見えまーす。

釧路市の展望台へ行った方、残念でした。

北斗展望台から少し進むと、
謎の展望施設があった。
何度もこの近くを通ったが

開いていたことがない。

駐車スペースにも草が生え、
しばらく使われた様子はない。
シャッターが閉まっているが、とても立派だ。

こういうのをほっとかないのが我が探検隊だ。

看板によると

とにかくお役所の建物らしい。

一般の人のための建物でないなら、

誰のために建てたのか。

どーせ、お役人や議員が
「視察」と称する観光をするために建てたんだろーが
俺の税金返せ!

全く、役人の感覚というのはどうかしている。
以前「釧路湿原国立公園連絡協議会」というホームページを発見し
リンクを貼ろうと思うと、そのトップページにこんな文章があった。

「このホームページへ無断でリンクをはることを禁じます。
 承諾までは時間がかかりますので、ご了承下さい。」

なんと、ゴーマンな書き方だ。ムカッとしたが、丁寧にメールを書いた。
そして、半年が過ぎようとする今

まったく返事がない!

まったく何様のつもりだ!

怒りを抑えて

温根内ビジターセンターへ

ここは、いつも無料で開放されており、
湿原の様々な情報が展示されている。
一般の人々の生物の目撃情報などが書いてあり
いかにも湿原体験の施設という感じだ
なかなかおすすめのポイントだ。

ここからは湿原に向かって
木道が続いている

湿原が体験できるのだ。

こういう施設こそ、もっと人が来て欲しい。
遠くから見るのと実際湿原に入ってみるのとでは

全然違う

我々は、短距離コース(約20分)を選んだが
湿原を満喫できたぞ

というわけで、湿原の西側の探検を終え、
昼食のため、鶴のいる村

鶴居村へ


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