知られざる道東の真実シリーズ17

探検ファイルNO.035


悪路の果てのフレベツボッケ


パソコン通信や、インターネットの世界には

オフ会というものがある。

いつもは、ネット上でコミュニケーションしている人々が
実際に会って、話したり酒を飲んだりして楽しむわけだが、
私(ピエール釧路)もニフティのフォーラムのオフ会に出たことがあるが、
けっこう面白いものだ。

いつもは、文章と奇妙な「ハンドルネーム」でしか知らない人が
実際に目の前に現れると、想像してたのと全然違ったりするのが面白い。
かわいらしいハンドルの人が神経質そうなおっさんだったり
ネット上で、あんなに雄弁に語っていた人が、妙におとなしかったり
全く、人というのは

会ってみなけりゃ判らない。

それが、オフ会の醍醐味であろう。

ところで、我が道東情報探検隊では
オフ会というのは、もともと考えていなかった。
何故かというと、この探検隊がはじまった時は
「探検隊の活動をインターネットで報告する」というコンセプトだったからだ。
したがって、初期の隊員達(隊員NO11まで)のほとんどが

ホームページとかかわりない人々だ。

おそらく隊員NO11までで日常的にこのホームページにかかわっているのは
私と若年寄テルの2人だけであろう。
他の隊員たちは、私の知り合い・元教え子などで
「探検をすること」が目的であり、ホームページはどうでもいいやつらなのだ。
したがって、「オフ会」などというものは、

このホームページではありえなかったのだ。


ところが、このホームページが世間様に知られるようになり、状況が変化してきた。
まずは、このホームページを通じて隊員になる人が増えたこと。
奈良県在住の「ゴンザれす小林」氏と「鹿せんべい前田」氏が
探検ファイルを送ってくれたこと。

そして、ホームページより隊員になり、はじめて実際に探検に参加したのが
「けんいち君」である。
現在彼は、探検隊の重要メンバーの一人になっており、
彼の参加しない探検は考えられないほどになった。
全く、出会いというのは面白いものである。

今回の探検は、一通のメールからはじまった。
「ゴンザれす小林」氏と「鹿せんべい前田」氏が北海道に来るという。
以前より、

ゴンザれす小林&鹿せんべい前田の北海道探検

でお馴染みのあの2人がわざわざ来道し、

我々と探検がしたいというのだ!

もちろん、断る道理はない。

当初、あの「叫び」の像の前で待ち合わせる予定であったが、
色々あって、

フレベツボッケ

に行くことにした。
場所は、阿寒湖から程近い、フレベツ山にあるらしい。


いつものように地図で説明しよう。

赤部分が阿寒湖近辺だ。

拡大図



探検決行日9月20日(日曜日)

天気:快晴
参加隊員:「テル」(隊員NO.004)「ゴンザれす小林」(隊員NO.012)
     「しかせんべい前田」(隊員NO.013)「けんいち」(隊員NO.019)



まずは、釧路市内で中標津から遠征してくる「けんいちくん」を流星号に乗せる。
「タク」・「まえけん」らの高専隊員が定期テストのため来れないので、
道東組は3名になった。

奈良組との待ち合わせ場所は、阿寒湖畔の阿寒グランドホテル内の喫茶店。
鶴居村を通って近道をするつもりが、迷ってしまい若干の遅刻。


ホテルに着いて、ちょっと緊張・・。
最初になんと言おうか、どんな人たちなんだろう。

パンチパーマで婦人用のサンダル履いてたら

どうしよう。(関西方面の皆さんごめんなさい。でも私の関西人のイメージなんです)

しかも私は

関西弁が非常に苦手

なのだ。(大学時代、「じぶんどう思う?」と関西人に聞かれ、訳が分からなかった)

喫茶店に向かうと、男性が2人。
幸いパンチパーマではないようだ。
あちらは、ホームページでこっちの顔を知っているはず。

「いやあ、どうもどうも」

良かった、「普通の人」だ。

ゴンザれす小林氏は髪の短い江口洋介ばりの好男子。
しかせんべい前田氏は教養のありそうな学者風。
こっちよりずっと「普通っぽい」

なんせこっちは「貧相なビルゲイツ(私)」「性格の悪い草なぎつよし(テル)」
「背の高いドラえもん(けんいち)」というメンバー。
うーん、関西人に偏見を持った私が馬鹿でした。


オフ会で難しいことに、

相手を「ハンドルネーム」で呼んで良いか

という問題に、いかに取り組むかということがある。

「テル」「けんいち」など、まともなハンドルなら良いが、

「ゴンザれすさん」とは呼びにくい。

「しかせんべいさん」「ピエールさん」も

ちょっと、世間様の前では話しづらい。


以前、「ぺけぺんぺ」というハンドルの人と会う機会があり
会うまで本名も判らず、とても困った覚えがある。
彼とは、釧路駅近くの喫茶店で待ち合わせたのだが、
それとおぼしい人物に

「あのー、ぺけぺんぺさん?」

と、話しかけた瞬間の私の勇気は、賞賛されて良いと思う。

そこで、それぞれを「小林くん」「前田さん」と呼ぶことにした。
こちらは「総隊長」である(えらそー)。


さっそく、フレベツボッケの情報を仕入れるため、
徒歩で阿寒湖畔ビジターセンターへ

いやー、最初から大失敗

えらく遠かった。

阿寒湖畔の端から端を歩く羽目になった。

しかも、この日は快晴で

北海道とは思えない暑さ

ビジターセンターの職員によると
フレベツボッケの活動は止まっているとのこと



うーん、しかし今から行き先を変えるわけにはいかない。
とりあえず、阿寒湖畔で昼食をとることとし、
適当に店を選んで入った。

あいかわらずの

観光地価格

各々が、早くできそうな物を選んでたのむ。

ところが、「けんいちくん」が頼んだそばが全然来ない。
ゴンザ「いやー、おそいですね」
私「今、隣のそば屋に出前頼んだんじゃないのか?」
てな感じで食事をすませ、いよいよ探検に出発。


ゴンザれす氏&しかせんべい氏のレンタカーでは狭いので
全員が「流星号」に乗り込む。

江鳶山以来、ダート道恐怖症になっている私は

ゴンザれす氏に運転をお願いした。


雌阿寒岳の登山口から林道へ

うーん、かなりの急坂

道自体は平らなのだが
傾斜がきつく道が細い。
おまけに路肩にガードレールなどなく

下は30メートルの崖

「ひえー」と思わず声が出る。


ゴンザれす氏は快調にとばしていく。
私「おおい、だいじょうぶ?」
ゴンザ「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
そのとき、床下に衝撃!

がり、がき、べき

私「うわー、腹すった」
ゴンザ「ごめんなさい、ごめんなさい」
けんいち「うおー」
パニック状態だ。


雌阿寒岳登山口に到着。

最高の晴天!

ビジターセンターでもらった地図を確認。
入り口はもう少し、上のようだ。

雌阿寒岳にも挑戦したいが、
最近は火山活動が活発で危険なようだ。

さらに車に揺られる。

流星号が悲鳴を上げる。

我々も「ひへー」とか「うほー」とか
通訳不能のセリフが自然にでる。
もし今、対向車が来たら

命はない





無事、命があって

ボッケ入り口に到着

ここからは徒歩である。

ここからが本当の探検!

当然、我々の
期待は高まったのだが・・。


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