新・知られざる道東の真実シリーズ6

探検ファイルNO.new09


足寄にゃ7つの滝がある



聞いた話で、正確ではないとは思うのだが

「滝は健康に良い」らしい。

水が空中に投げ出されたとき、マイナスイオンが発生するのだという。
だったら、噴水もシャワーも同じ事であるが、

やはり、気持ちが違う。

緑の中で、ごうごうと音をたてて落ちる滝を見ることは

とても爽快なもんである。


滝といっても、いろいろある。
日本交通公社発行の「日本滝めぐり」によると
大きく分けて5種類あるらしい。

まず「直瀑」

崖からほぼ垂直に一気に落下する滝である。
道東で言えば、「男鹿の滝」であろうか。

つぎに「段瀑」

何段かの段差を流れ落ちる滝。
「オシンコシンの滝」「黄金の滝」あたりが該当する。

「分岐瀑」

岩に当たって、滝がいくつかに分かれて落ちる。

「渓流瀑」

滝と急流の中間のような滝。
阿寒湖の「太郎湖」から流れ出る滝(名前不明)がそうか?。

そして「潜流滝」

地下水が、崖の断層からあふれでた滝。
知床の「フレペの滝」がそうであるが、珍しいらしい。

うーむ、知らなかった。

もしかしたら「全日本滝学会」なる団体

が存在して、

「この滝は、直瀑とは認められない」とか
「渓流滝タイプCの存在意義の社会的見地による考察」であるとか

日々、議論を戦わせているのであろうか。

そして、学会内には「直瀑派」と「段瀑派」の二大勢力が地位を争い、
会長をどちらの派から出すかで、

お中元やお歳暮が飛び交い、密かな作戦集会などが開かれている

ということも、絶対ないとは言えない。

また、滝というのは日本のものだけではないから、

世界滝認定委員会

などが存在してしまって、
日曜日の深夜にドキュメンタリーを流すべく日々画策しているのだが、
過激派「正当分岐滝市民連合」により、阻止されているなどということは・・・。

ちょっと妄想が過ぎたようだ。


私は非常に滝を好む。
「滝好き日本一」ではないと思うが、
全国ランク258位、

道東地区ライト級第3位

ぐらいの自信はある。

もちろん、観光名所になっている名のある滝もいいのだが、
私が好むのは、

「観光客のいない滝」である。

沢山の人が記念撮影なんぞをしている場所はあまり好まない。

ところが、幸いなことに道東には

「ほとんど観光客が来ない滝」

が、たくさんあり、これまでの探検ファイルでもいくつか紹介してきた。

今回紹介するのは、すべて

十勝管内足寄町内に存在する滝

である。



足寄町は実は

日本一面積の大きい町村

なのだそうだ。

もちろん、我々探検隊にとっても「未知」の場所が多い。
その、足寄町の滝を徹底的に探検したのが、今回のファイルである。


いつものように地図で説明しよう。



赤部分が足寄町方面だ。


拡大図



探検決行日(1回目)1999年7月25日 天気:晴れ
参加隊員:「ピエール釧路」「くまさん」「ラーメン太郎」他1名

実は、足寄の滝も前年探検済みである。
ただし、当時は7つの滝のうち、6つの存在しか知らず、
一つを新発見、2つを見れなかった。
また、途中小雨もぱらつき、充分に探検したとは言えなかった。

しかし、この時私は、

「恐るべき偶然」に驚いたのである。


ラーメン太郎氏と彼のおばさん。
場所は「巨岩の滝」です。
なんと、おばさんは偶然にも北海道旅行中で

近くの「芽登温泉」

に宿泊していて、たまたま滝に来ていた。
ラーメン太郎氏は、東京でしかこのおばさんと会ったことがない。

東京の叔母と、足寄で会う。

なんという偶然だ!




探検決行日(2回目)2000年10月8日(日曜日)

天気:晴れ
参加隊員:「ピエール釧路」「くまさん」「りえちゃん」
     「オク」「北ちゃん」


今回は、目的地の足寄町に到達するまでが長かった。
そういう、長いドライブの時は、

「たわいのない話」

をしながら前進していく。

しかしこの、「たわいのない話」が

とてもむずかしい。

メンバーにもよるが、なかなか「共通の話題」がみあたらないことが多い。
「くまさん」や「北ちゃん」はパチスロやパチンコの話で盛り上がるが、
「りえちゃん」はそうはいかない。
ネットの話になると、今度は「北ちゃん」と「オク」がついてこれない。
私は何の話でも、面白がっちゃうので、いいのだが、
メンバーの構成に合った話題は、とても難しい。

ドライブ中の雰囲気が、その時の探検の

「良かった・つまらなかった」

ということに、大きく影響することが多いので
こう見えても、総隊長たる私は

少しは気を使っているのだよ。

どうしようもなくなったら、
「YUKI-OTOKO」のテープに頼るしかない。
妙に(ゴメンね)落ちついた気持ちになれるのだ。

「巨岩の滝」入り口です。

芽登温泉から先の林道に入り口がある。
もちろん、非舗装だ。
この入り口から森の中を30メートルほど歩く。
看板がなかったら

絶対に気がつかないと思う。

この看板が手作りでまたステキである。


「巨岩の滝」です。

本日のオールスターキャスト!
大きな岩が、滝をまっぷたつに割っている。
おおっ、これがいわゆる

「分岐滝」ですなあ。



取りあえず、メシ。

滝の音を聞きながらの食事。

いやあ、いいですなあ。

食もすすみます。
ちょうど紅葉のシーズンだったしね。

最高でしたぁ





林道を戻り、「美里別の滝」へ向かう。
この滝は、足寄の奥地の奥地。
足寄市街より

網走管内置戸町に近い。

そして、山一つ越えれば

大雪山国立公園

なのである。

親切な看板?

実は、これら何枚かの看板の配置が

なまらわかりにくい

分岐には看板がなく、
「なんでこんなところに」という場所にあった
しかし、昨年迷ったおかげで今年は無事到着。


しかし、この滝は

簡単に見れる滝ではない。

河原までは崖になっており、

ロープを伝って降りなければならぬ。

この時私は、

軍手を忘れた事に気づいた。

これが悪夢の始まりだった。


私「まず、俺が行くから」

隊員達を制して、困難に挑戦する勇敢な総隊長。

そうなるはずだった。

慎重にロープを両手でつかみ、片足づつ降りていく。
素手の掌にロープが擦れる。
嫌な予感がした。

そして、その予感を振り払うかのように、

私は自分でも信じられないような行動をした。


片手を離し、ポケットからデジカメを取り出す。

「おいオク、こっち見ろ」

余裕かまして、シャッターを押した瞬間、

私は激しく落下した!





冗談じゃない。
まだ2つしか、滝を見ていない。

滝好き道東地区ライト級第3位、ピエール釧路

2ラウンドノックアウト負けか?


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